はじめに
生後間もない赤ちゃんが笑ったように見えるけど、これって本当に笑ってるの?
新米パパママの中には、そんな疑問を抱いた方もいるのではないでしょうか。
我が子がふと笑ったような表情を見せると、親としては嬉しくなりますよね。
その笑顔、もしかすると「新生児微笑」かもしれません。
この記事では、
- 新生児微笑とは何か
- いつ頃見られるのか、いつまで続くのか
- 新生児微笑の意味・原因
- パパやママへの反応としての笑いとの違い
など、赤ちゃんの“笑顔の始まり”について詳しく解説します。
新生児微笑とは?

新生児微笑(しんせいじびしょう)とは、生まれて間もない赤ちゃんが、生理的に見せる笑顔のような表情のことを指します。
新生児微笑の特徴
- 多くは生後2〜3週間以内に見られる
- 目を閉じたまま、ふっと口角が上がる
- 特に寝ているときに多く見られる
この時期の赤ちゃんにとっては、まだ「感情表現として笑う」という意識はありません。
でも、その表情があまりにも優しくて、見る側は幸せな気持ちになりますよね。
なぜ笑っているように見えるの?
新生児微笑は、医学的には「反射微笑(reflex smile)」と呼ばれています。
これは、
- 神経系の発達途中に見られる自然な動き
- 脳幹からの反射的な信号によって起こる
- 快・不快とは直接関係しない
という特徴があります。
つまり、「嬉しい・楽しいから笑っている」のではなく、体の反射による一時的な表情ということですね。

てっきり嬉しくて笑っているのかとおもってたこ~~~知りたくなかったこ~~~
新生児微笑はなぜあるの?

周囲(特に親)に笑顔を見せることで、「可愛い、守りたい」と思ってもらうためだと考えられています。
その結果、実際に
- 育児へのモチベーションが上がる
- 赤ちゃんを守りたい気持ちが高まる
- 「元気に育ってる証」として安心できる
という意見はよく聞きます。
たとえ意図のない笑顔だとしても、新生児の可愛い笑顔は、親にとって最高のご褒美の1つと言えますね。

でも、この記事を読んでいなければ、赤ちゃんの笑顔を見てもっと素直に喜べていたこにね…
新生児微笑はいつからいつまで?
いつから?
- 一般的に生後2〜3日〜2週間頃に見られることが多いです
- 個人差があり、生まれた当日に見られる子もいれば、3週間ほど経ってから見せる子もいます
いつまで?
- 新生児微笑はおおむね生後1か月頃までに自然と見られなくなります
- その後は「社会的微笑」へと変化していきます(詳しくは後述)
新生児期は生後28日までを指します。
この間に見られる笑顔は、基本的に「新生児微笑」と考えられます。
社会的微笑との違い

生後1か月を過ぎると、赤ちゃんは感情に基づいた笑顔=「社会的微笑」を見せ始めます。
社会的微笑の特徴
- パパやママの顔を見て笑う
- 声や表情への反応で笑う
- アイコンタクトが増えてくる
このように、相手とのコミュニケーションが成立しているのが大きな違いです。
新生児微笑:無意識・反射的
社会的微笑:意識的・感情による反応

新生児微笑は無意識+反射的、社会的微笑は意識的+感情的、という感じたこね~
笑いかけると返してくれるのはいつから?
赤ちゃんがパパやママの笑顔に反応して笑い返すようになるのは、生後6〜8週頃(1か月半〜2か月頃)が目安です。
この時期には、
- 視覚が発達し、顔を認識できるようになる
- 愛着形成が始まる
- 声や表情に敏感に反応する
など、親子の関係がぐっと深まるステップが始まります。

うちの子は、生後6週頃から親の顔を見て笑ってくれるようになったこ~
新生児微笑が見られないけど大丈夫?
「うちの子はまだ笑ってるところを見たことがない…」と不安になるパパママもいるかもしれません。
でも、心配はいりません。
- 新生児微笑は一瞬で見逃すことも多い
- すべての赤ちゃんがはっきり見せるとは限らない
- あくまで「反射」であって、発達の遅れではない
焦らず見守ってあげましょう。
これから社会的微笑や笑い声など、どんどん反応が豊かになっていきます。

大きくなってからも全く笑わない子なんて見たことないたこね~
おわりに
新生児の笑顔は感情を伴うものではありませんが、それでも親の心に強く残る特別な表情です。
親の働きかけで起こせるものではないので、見られた日はとってもラッキーですね。
そして生後1か月を過ぎれば、今度はパパやママを認識して笑う「社会的微笑」が始まります。
育児は大変ですが、こうした「笑顔のご褒美」を定期的に供給してもらうことで、嫌なことがあっても全部許せちゃうくらい、幸せな気持ちになりますよね。
うちの子も、寝ているときににっこりしていたこ~