はじめに
初めての育児。
可愛い我が子との生活は幸せそのものですが、寝かしつけに時間がかかり、夫婦でぐったりする日々も続きました。
赤ちゃんの寝かしつけに悩む中で、必ず目にするのがねんねトレーニング(通称:ねんトレ)という言葉です。
SNSや育児書でも話題になりますが、調べれば調べるほど賛否が分かれていて、やるべきかやらないべきか、正解がどんどん分からなくなってしまいます。
僕たち夫婦も最初は戸惑いましたが、今では自分たちなりの形でゆるく“ねんトレ”を取り入れています。
この記事では、
- ねんトレとは何か
- 肯定派と否定派の主張と根拠
- 海外ではどちらが一般的なのか
- 我が家のスタイルとその理由
- ねんトレの成果はあったのか
をまとめて紹介します。
「ねんトレをすべきかどうか」で迷っているパパやママの参考になればうれしいです。
ねんねトレーニング(ねんトレ)とは?

赤ちゃんが自力で眠れるようにサポートするためのトレーニングです。
代表的な方法は「泣いてもすぐに抱っこしない」「決まったリズムで寝かせる」などがあります。
目的は「赤ちゃんが眠る力を育てること」。
習慣化によって夜泣きや寝かしつけの負担を減らす効果があると言われています。
ねんトレ肯定派のメリットとその理由
- 赤ちゃんの睡眠の質が改善する
一定のリズムがつくと夜泣きが減るという研究結果あり - 親の精神的・身体的負担を軽減できる
その結果家族関係も良好になりうる - 赤ちゃん自身が安心して眠れるようになる
一人で寝る力がつく
ねんトレ否定派のデメリットとその理由
- 赤ちゃんの情緒発達に悪影響がある可能性
泣いているのに無視される経験が不安感を育てるとする論も - 親子の愛着形成に悪影響があるという意見も
自分のアクションに対する親の反応が少ないと安心感が育ちにくいという考え - 文化背景の違いもある
日本では添い寝文化が強く、ねんトレに抵抗感を持つ親も多い

泣いてる赤ちゃんを放っておくのは、胸が苦しいたこね~
海外ではねんトレが当たり前?実はそうでもない現実

ねんねトレーニング(ねんトレ)は、赤ちゃんが一人で眠れるようにサポートする育児法です。
日本ではまだ賛否ある考え方ですが、世界的に見るとどうなのでしょうか?
実は、世界的には「ねんトレを積極的に行う家庭」は少数派とも言えます。
特にアジアや北欧の育児文化では、赤ちゃんに寄り添うスタイルが主流です。
地域によって、ねんトレに対する考え方は大きく異なります。
以下に、地域ごとの傾向をまとめました。
▼地域ごとのねんトレ事情
地域 | ねんトレの普及度 | 育児スタイルの特徴 |
---|---|---|
アメリカ・イギリス | 比較的普及 | 早期に1人で寝かせる文化。専門書やメソッドが豊富。 |
スウェーデンなどの北欧諸国 | 賛否あり | 信頼関係を重視。泣かせっぱなしはストレス要因と考えられがち。 |
日本・韓国・中国などアジア圏 | 一般的ではない | 添い寝や抱っこが前提。夜泣き対応も親の役割という認識が強い。 |
アフリカ・南米などの途上国 | ほとんどなし | 常に母親と一緒に過ごす育児が前提で、ねんトレの概念がない。 |
このように、ねんトレは主に欧米圏の中でも一部で実践されているものであり、
実際には、世界的には少数派であり、ねんトレは必須ではないと考える国が多いのです。
我が家のねんトレスタイルは“ゆるく・無理なく”

我が家でも悩んだ末、完全なねんトレではなく「ゆるく取り入れる」というスタイルに落ち着きました。
具体的には
具体的には、このようなルールで動いています。
- 泣き始めたときは、明確な理由がないかを確かめる
- 例えばおむつが汚れていたり、お腹が空いていそうなサイン(口をちゅぱちゅぱする・時間的に授乳タイミング)を見つけたりしたときは、すぐに対応する
- 上記に該当しない場合はすぐに抱っこせず、見守る
- 泣き止まずに顔が真っ赤になったり、苦しそうな泣き方になったら抱っこする
- 自分たちの気持ちが耐えられなくなったら、無理せず抱っこする
このスタイルに落ち着いた理由
なぜこのような“ゆるいスタイル”にしたのか、その理由は主に以下の5つです。
- できるだけストレスの少ない育児をしたい
- 子供が自分で眠れるようになるなら助かる
- しかし10分以上泣かせてみたことが何度かあったが、うちの子は全然泣き止まず、向いていないと感じた
- 集合住宅なので、長時間の泣き声は近所迷惑が心配
- 妻が泣き声を聞くと我慢できずに駆け寄ってしまう(無理をしない方針)
母親が「泣き声に耐えられない」のは自然なことです。
出産後の女性は「オキシトシン」「プロラクチン」などのホルモンの影響で、赤ちゃんの泣き声に対して強く反応するようになります。
これは「赤ちゃんを守るための本能」ともいわれており、妻が我慢できないのは仕方のないことです。
だからこそ、ねんトレをする場合はパパが冷静にフォローする役割が重要になります。
僕がねんトレを検討するきっかけとなった「子育てに関する苦労」については、こちらの記事で紹介しています!
ねんトレの成果はあったのか?
ねんトレの効果かは断言できませんが、うちの子は生後3週間の現在、泣いても30秒ほどで自分で泣き止んでくれることがたま~にあります。
ですが、自分で泣き止んでくれないことが殆どです。
知り合いのお子さんは、ねんトレの結果、生後数週間で抱っこしなくても自分で泣き止むようになったと言っていたので、人によって向き・不向きがあるのだと思います。

泣いている姿もとっても可愛いし、抱っこは大切なスキンシップだと思っているから、成果が出なくても個人的にはOKたこ~
結論:「どちらが正しい」ではなく「どうしたいか」
ねんトレに正解・不正解はありません。
家庭によって環境も、子どもの気質も、親の感じ方も違うからです。
今回紹介したのはあくまで参考程度にとどめるべきな情報であり、大切なのは「その家庭にとって無理のない方法かどうか」だと思います。
どんな選択をしても、「正しい」「間違っている」ではありません。
今できることを選んで、安心して育児に向き合えることが、いちばん大切だと思います。
我が家も、迷いながら少しずつ形を作ってきました。
ねんトレに取り組むかどうかで悩んでいる方にとって、この記事が判断材料のひとつになれば嬉しいです。
我が家で効果があった寝かしつけ方法は、こちらの記事でまとめています!
寝かしつけがスムーズになって、家族みんながハッピーたこ~