赤ちゃんの便秘、これって大丈夫?新米パパが知っておきたいチェックポイント

赤ちゃんの便秘、これって大丈夫?新米パパが知っておきたいチェックポイント

はじめに

赤ちゃんを抱っこして心配そうにしている夫婦

「あれ?子供のうんちの回数が減ってるかも…」と心配になった経験はありませんか?

僕も新生児期の赤ちゃんを育てる中で、うんちの回数が突然減ったことに戸惑い、小児科に相談したことがあります。

本記事では、新米パパ向けに、

  • 赤ちゃんの便秘とはどんな状態か
  • 受診の目安や家庭でできるケア
  • 実際に我が家でとった対応とその効果

について、経験談を交えて丁寧に解説します。

赤ちゃんの便秘とは?

ベビーベッドの上で少し不機嫌そうにしている赤ちゃん

新生児~乳児期は、排便のリズムが安定しない時期です。
便秘といっても、大人と同じように単純に「回数が少ない」だけでは判断できません。

赤ちゃんの便秘の目安

以下のような状態が数日続くと「便秘」の可能性があります。

  • 2日以上うんちが出ていない
  • うんちが硬くコロコロしている
  • 排便時に痛そうに泣く・顔を真っ赤にする
  • お腹が張って苦しそうにしている
  • 唸ったり足をバタバタさせたりする

母乳やミルクの種類によって、便の頻度は大きく個人差があります。
母乳育児の赤ちゃんでは、1日1回以下の排便でも問題ない場合もあります。

たこまき

うちの子はいつも顔を赤くしながら苦しそうに唸っていたこ~

うんちの回数、実際どうだった?

我が家の「ぴよログ」の記録画面
我が家の「ぴよログ」の記録画面

「新生児は1日〇回が普通」と言われても、実際は赤ちゃんによってばらつきがありますよね。

我が家では、退院日から毎日「ぴよログ」というアプリにうんちの回数を記録していました。
以下は、生後1〜4週までのうんちの平均回数と様子をまとめたものです。

1日あたりの平均回数コメント
生後1週約3〜8回母乳中心で、授乳のたびに出ていたくらいの印象です。
生後2週約3〜6回少し落ち着いてきたものの、まだ頻繁でした。
生後3週約1〜3回唸りやガスが目立ち始め、「出にくそう」な様子に。
生後4週約0〜2回1日出ない日もあり、小児科に相談しました。

※記録は「ぴよログ」アプリで毎日つけていたものです。
実際の回数には個人差があるため、目安として参考にしてください。

この表のように、急に回数が減ったり、唸るような様子がある場合は、便秘のサインかもしれません。
心配なときは、回数だけでなく赤ちゃんの機嫌やうんちの状態も観察してみてくださいね。

母乳とミルクによる違いも

母乳とミルクでは、赤ちゃんのうんちの回数や性質に違いが出ることがあります。

一般的に、母乳育児の赤ちゃんの方が排便回数が多い傾向があると言われています。
これは、母乳の方が消化吸収がスムーズで、腸の動きを活発にする作用があるためです。

一方、ミルクの場合は消化にやや時間がかかるため、便の回数が少なくなったり、やや硬めの便になることもあります。

ちなみに我が家は、基本的に母乳中心の育児でした。
それでも3週目以降は便秘気味の様子が見られたので、ミルク中心だったら、もっと回数が少ない赤ちゃんもいるのではないかと思います。

赤ちゃんの体質や飲んでいるミルクの種類でも変わってくるので、一概に「何回なら正常」とは言い切れないところが、難しいですよね。

便秘かも?受診の判断基準

夫婦でスマートフォンを見ながら育児について相談している様子

では、どんなときに病院に行くべきなのでしょうか?

以下のような症状がある場合は、小児科への相談をおすすめします。

  • うんちの回数が3日以上ない
  • 嘔吐や発熱を伴う
  • お腹がパンパンに張っていて苦しそう
  • 授乳後も泣き止まないほど機嫌が悪い
  • 便に血が混じっている(切れ痔などの可能性)

我が家で実践した便秘対策

我が家で試したことを3つ紹介します。

綿棒浣腸

小児科でもよく勧められる綿棒浣腸は、便秘時の応急処置として効果的です。

綿棒浣腸のやり方の一例

  • ワセリンを塗った綿棒を肛門にゆっくり1〜2cm入れ、小さく円を描くように10〜20秒刺激
  • その場で排便が見られることも

綿棒浣腸は自己判断ではなく、小児科で方法・頻度を確認の上で行いましょう。

たこまき

うちの子はこれで出たときもあったこ~

ベビーマッサージ

「の」の字にお腹をさすってガスや便の排出を促す方法もよく取り入れていました。

  • 入浴後やおむつ替えのタイミングで実施
  • 赤ちゃんとのスキンシップにもなる
たこまき

お腹を強く押す勇気はなかったから、優しく撫でるようにしていたこ~

排便を促す体操

赤ちゃんの運動不足やガス溜まりによって便が出にくくなることもあるため、優しい体操を取り入れることで排便を促す効果が期待できます。

特に、以下のような体操は小児科や保健師さんにも勧められやすい方法です。

おすすめの排便サポート体操

  • 自転車こぎ運動:両足を持って、空中で自転車をこぐようにゆっくり回す
  • 膝寄せ運動:赤ちゃんの両膝をお腹に近づけて、数秒キープして戻す(腸を刺激)
  • 足の屈伸運動:左右の足を交互に曲げ伸ばししてリズムをつける

お風呂上がりやおむつ替えのタイミングで行うと、リラックスして受け入れてくれることが多かったです。

たこまき

赤ちゃんが嫌がるときは無理せず、機嫌の良いときに短時間から始めてみるたこ~

あわせて読みたい:我が家の魔の3週目レポ

うんちの回数が減った時期は、「魔の3週目」と呼ばれる時期とも重なっていました。
便秘以外にも泣き方や睡眠の変化が見られる方は、こちらの記事も参考になるかもしれません。

おわりに

赤ちゃんを優しく縦抱きしている男性

赤ちゃんの便秘は、誰にでも起こり得るごく自然な成長の一部です。

とはいえ、初めての育児では小さな変化にも不安になってしまうもの。

「これって普通?」「病院に行くべき?」と迷ったときは、遠慮なく小児科や保健師さんに相談してみてください。

僕自身も何度も不安になりましたが、妻と相談しながら、無事に乗り切れたような気がします。

少しでも心配が軽くなれば嬉しいです!