はじめに
赤ちゃんが無事に生まれ、母子ともに健康。
周囲には「おめでとう!」と言われる中で、ふと気がつくと気分が沈んでいる。
そんな自分に戸惑っていませんか?
僕は今から3週間前、
出産を終えて、赤ちゃんとの生活が始まりました。
妻も順調に回復してきており、子どももすくすくと元気に育っています。
なのに僕の気分はなぜか沈んでおり、こんな症状が出ています。
- 何をしていても全く楽しくないわけではないが、なんか満たされない
- 布団に入っても朝方まで眠りにつけない
- 孤独感がある
- 常に漠然とした不安や焦燥感に苛まれている
- 頭では「しっかりしなきゃ」と分かっているのに、なかなか行動に移せない
単にメンタル不調の時期なのかと思っていたのですが、ふと思いました。
もしかして、男性にも産後うつってあるのか…?
調べてみたところ、男性にも産後うつは存在し、パタニティブルーと呼ばれているようでした。
この記事では、新米パパである僕自身の体験や調べた内容をもとに、男性の産後うつ(パタニティブルー)について紹介します。
なぜ起こるのか、どんな症状か、どうすればいいのか。
同じようにつらい症状に悩むパパや、そばで支えるママにとっても、少しでも参考になれば嬉しいです。
パタニティブルーとは?

パタニティブルーとは、出産前後にパパが感じる情緒不安定な状態のこと。
マタニティブルーや産後うつはよく知られていますが、男性にも起こることが医学的にも認められています。
主な症状
- 気分が落ち込む
- 疲労感があり、無気力になる
- 些細なことでイライラし、怒りっぽくなる
- 自己嫌悪や罪悪感に苛まれる
- 赤ちゃんや妻との距離感に悩む
- ベッドから出られなくなる
- SNSやメールが気にならなくなる
- 食欲はあるのに、食事が味気なくなる
- 誰とも話したくないけど、孤独感もある
主な原因
男性にパタニティブルーが起こる主な理由を紹介します。
- 生活リズムや環境の変化によるストレス(睡眠不足)
- 「父親としてちゃんとしなきゃ」「家族を支えなきゃ」というプレッシャー
- 育児への不安(うまくできているか分からない)
- 妻の優先順位が変わることによる孤独感
- 仕事と育児の両立への不安
- 感情の言語化の難しさ

誰でもパタニティブルーになっちゃう可能性があるたこね~
僕に起きたパタニティブルーのサイン

僕の場合、こんな風に始まりました。
- 仕事や収入への不安が強くなった
養育費という大きな支出が控えているうえに、出産を機に仕事を変えたのが原因だと考えています
▼仕事を変えるきっかけについてはこちらの記事でで紹介しています!
【実録】男性育休を申請したら、上司の反応が180度変わった話|リアルな交渉の流れと本音
- 妻は育児を頑張っているのに自分は…と考えるようになった
僕が沐浴などを上手に出来ていない自覚があるうえに、役割分担的に、僕が育児に関わる割合が少ないのが原因だと考えています
▼夫婦の役割分担についてはこちらの記事で紹介しています!
新生児育児、夫婦の分担どうする?産後3週間で見えた“うまくいく形”とは【新米パパの記録】
- 「自分は父親失格なんじゃないか」と自己嫌悪に陥るようになった
子供がギャン泣きしたとき、妻は優しく声をかけていたのに、自分はただイライラしていただけだったことがショックでした
- 「自分は誰からも必要とされていない」と感じるようになった
出産を機に妻の関心が子供に向いていることや、仕事が変わって人と関わる機会が激減したことが原因だと考えています

原因が分かっていても、簡単に立ち直れるわけではないたこね~
僕が実践して効果を感じた対処法

- 「言葉にしていい」と自分に許可を出す
独りで抱え込むと、どんどん苦しくなります。
スマホのメモに気持ちを残すだけでも違いました。
AIに相談してみてもいいかもしれません。 - 小さな達成感を作る
仕事に行けた、洗濯物を干した、子供に可愛いと言えたetc…
どんな小さなことでも「今日もやれた」と思うと少し楽になります。 - 人に話す
全てではありませんが、妻に少しだけ話してみました。
一緒に対策を考えてくれて「自分だけじゃない」と感じられました。 - 医療・支援サービスも選択肢に
必要であれば、心療内科や自治体の子育て相談窓口を頼っても大丈夫です。

頼ることは弱さじゃないたこね~
おわりに:パタニティブルーは誰にでも起こりうる

男性の産後うつ(パタニティブルー)は、まだ世間でも認知が浅いように感じます。
僕もつい先日までは知りませんでした。
でも、僕のように「なんか変だな」と感じているパパは、決して少なくないはずです。
何も恥ずかしいことではありませんし、放っておいて良くなるとも限りません。
まずは「そういうこともある」と知ることが、最初の一歩になると思います。
僕自身、まだパタニティブルーを完全に乗り越えたわけではありません。
ですが、「よくあることで、仕方のないことなんだ」と思えたことは、大きな一歩でした。
この記事が、「自分だけじゃない」と思えるきっかけになればうれしいです。
僕がベッドから出られないのはいつものことなんだけどね~